先人は三寒四温とはよく言ったものですね
汗ばむような暖かい日もあれば風が冷たく刺す肌も震えるような日もあって
春風はいつのまにか小さな野の花にもトントンと春の訪れのノックをしています
カンヒザクラの真っ赤な花が燃えるよう
ハルジオンが風に揺られてそこかしこ可愛いはなびらを見せ
マンサクは紅花もシナマンサクも同時にさき
紙細工のような花をヒラヒラとさせています
コブシも蕾から白い顔をのぞかせ
青空に向かってのびのびと
その横には次の出番はシデコブシですといいたげに
小さな小さな蕾がびっしりと
花の香りに誘われてからのバギーを押したヤングママ
走り回る幼児、休憩のベンチには本を広げて読み込む団塊世代の男性
春の昼下がり春風は幸せなひと時を運んでくれました